全体フロー
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目的・KPIを決める
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ターゲット・ポジションを決める
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企画ネタ出し
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台本・構成作成
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撮影準備(場所・画角・機材)
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撮影のコツ
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編集のコツ(テロップ・カット・音・サムネ)
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投稿設定(テキスト・ハッシュタグ・時間帯)
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投稿後の分析・改善
順番にいきます。
1. 目的とKPIを決める
目的の例
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採用:エントリー・DM・LINE登録
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集客:来店 / 問い合わせ
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認知:フォロワー数・再生数
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信頼獲得:保存・プロフィールアクセス
KPIの例
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1ヶ月でフォロワー〇〇人
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1本あたり平均保存率〇%以上
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TikTok経由の問い合わせ〇件 など
👉 目的≠バズること。
「バズる」はあくまで結果なので、「誰にどんな行動をしてほしいか」を先に決めておくと、企画が迷子になりません。
2. ターゲット・ポジションを決める
ターゲット(ペルソナ)
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年齢 / 性別
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どんな悩み・願望があるか
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普段どんなアカウントを見ているか(競合)
ポジション例
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「営業会社の裏側を全部見せる社長」
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「20代フリーター向け・キャリア相談アカウント」
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「現場目線の太陽光営業チャンネル」 など
👉 1アカウント=1テーマが基本。
「何の人か」が1秒でわかるようにする。
3. 企画ネタ出しのコツ
① ペルソナの「瞬間の感情」に刺す
TikTokは
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勉強になる
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共感する
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笑える / スカッとする
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驚く・意外
がサクッと感じられるものが強いです。
② 企画パターンを「型」で持つ
例:
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BEFORE/AFTER(変化系)
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NG例 → 正解(ビフォーアフターの思考)
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よくある勘違い3選
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1日のルーティン
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あるあるネタ
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インタビュー形式(社員・お客さん)
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Q&A回答(視聴者の質問に答える)
→ 3〜5個の「自分なりの型」を決めて、
その中でネタだけ変えて量産するのが楽です。
③ ネタの出し方
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自分やチームの「口ぐせ・愚痴」を書き出す
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お客さん・候補者に聞かれた質問をメモる
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競合アカウントで伸びている動画を分析して、構成だけ借りる(中身は自社版にする)
4. 台本・構成の作り方
TikTokの鉄則:最初の2〜3秒が命
冒頭でやること:
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結論を先に言う
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強いワードを入れる
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自分ごとに感じる一言
悪い例
こんにちは、◯◯です。今日は〜について話していきたいと思います。
→ ほぼ即スワイプされます。
良い例
営業で月50万以上稼ぐ人と、3ヶ月で辞める人の違い、3つだけ話します。
1本の基本構成(15〜30秒)
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冒頭フック(2〜3秒)
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本題の箇条書き(2〜3ポイント)
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まとめ+次の行動(フォロー・プロフィールへ)
▶︎テンプレ
①「〜な人、これやってませんか?」
②「ポイントは3つです。」
1. 〜
2. 〜
3. 〜
③「続きは別の動画で話してるので、プロフィールから見てください。」
5. 撮影準備
機材(最低限)
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スマホ(最近のiPhone/Androidで十分)
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三脚+スマホホルダー
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簡易ライト(リングライトなど)
環境
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音が静かな場所(外音がうるさいと離脱される)
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顔に影が出ない正面からの光
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背景は「生活感を減らす」
→ 無地の壁、オフィスの一角、ロゴが映る壁など
画角
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顔出し:バストアップ〜胸上ぐらい
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目線はカメラレンズへ
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頭の上に少し余白(詰めすぎない)
6. 撮影のコツ
① 台本は「完璧に覚えない」
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セリフを丸暗記しようとすると不自然になるので、
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冒頭フレーズ
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話す順番(3ポイント)
だけ覚えて、自然に話す。
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② テンポを意識する
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TikTokは「間」が長いとすぐ飛ばされます。
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話す時はいつもの1.2〜1.3倍速くらいのイメージで。
③ テイクを分割する
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1本を通しで撮ろうとせず、
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冒頭
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ポイント1
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ポイント2
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まとめ
を別々に撮影して、あとで編集でつなぐほうが楽。
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④ 表情・ジェスチャー
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顔の表情は「普段の1.3倍」盛るつもりで
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手振りを少し入れると「生感」+「説得力」が出る
7. 編集のコツ
ツール例:
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スマホ:CapCut, VN, InShot
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PC:Premiere Pro, DaVinci, Vrew(自動字幕用)
① カット
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「えー」「あのー」「沈黙」を徹底的にカット
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1カット3〜5秒くらいで画面に変化があると飽きにくい
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カメラを寄せる/引く
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テキストの表示を切り替える
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② テロップ(字幕)
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結論・キーワードだけを大きく
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1行に多くても15文字程度
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強調したい部分は色を変える or 囲む
※全部にテロップを付けると、「読む」負荷が高すぎて逆効果になることもあるので、
・要点だけ太く大きく
・補足は小さめ
のメリハリをつける。
③ BGM・効果音
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TikTok上で「人気のサウンド」を使うと、露出にプラス。
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音量は「声:BGM=7:3」くらいを目安に。
④ サムネ・タイトル
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一覧で見たときに「何の動画か1秒でわかる」テキスト
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顔+大きな文字が基本
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NG:おしゃれだけど内容がわからないデザイン
8. 投稿設定のコツ
① キャプション(説明文)
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1行目で興味を引く
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例:「営業で月50万稼ぎたい人だけ読んでください」
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本文は
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動画内容の要約
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箇条書きの補足
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CTA(プロフィールへ・コメント促し)
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② ハッシュタグ
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有名すぎるタグだけだと埋もれるので、
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大きなタグ:2〜3個(#tiktok教室 #副業 など)
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中〜小タグ:3〜5個(#営業あるある #太陽光営業 など)
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関係ないトレンドタグを無理に入れすぎない
③ 投稿時間
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ターゲットがアプリをいじりやすい時間帯を狙う
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学生:夕方〜夜(18〜23時)
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社会人:通勤・退勤・寝る前(7〜9時、19〜24時)
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まずは仮説で決めて、数字を見ながら変えていく。
9. 投稿後の分析・改善
見るべき指標
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再生数ではなく、まず完了率・視聴時間
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プロフィールクリック数
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保存数・共有数
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コメントの質
改善の考え方
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冒頭3秒で落ちている → フックを変える
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結論をより強くする
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問題提起の言い方を変える
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途中離脱が多い → 情報量・テンポの見直し
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同じことを繰り返し話していないか
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画面に変化が少なすぎないか
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いいねはつくが行動が少ない → CTAを明確に
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「詳しくはプロフィールにまとめてます」
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「コメントに『資料』と書いてくれたら送ります」など
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伸びた動画の「型」を増やす
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企画・構成・喋り方を分解して、似たパターンで量産する
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10. ルーティン化のイメージ
週単位の運用例
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月:
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先週の結果分析
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企画出し(5〜7本分)
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火:
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台本・構成づくり
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水:
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まとめ撮り(5〜7本)
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木〜日:
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毎日1〜2本投稿
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コメント返信・視聴データ確認
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👉 「1本ずつ考えて撮って出す」のではなく、
まとめ撮り+予約投稿を前提にすると継続しやすいです。
11. 企画テンプレ(すぐ使える例)
採用・営業系アカウントを想定して、いくつか置いておきます。
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『すぐ辞める営業マンの特徴3選』
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フック:「営業3ヶ月で辞める人、100%これやってます。」
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『社長がガチで怒る瞬間』
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フック:「これやったら、うちの会社ではマジで怒られます。」
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『面接で落とす口癖』
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フック:「これ言った瞬間、99%落ちます。」
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『1日のリアルなスケジュール』
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朝〜夜までをタイムラインで早送り
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『給料明細公開』
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フック:「営業2年目の給料明細、隠さず見せます。」
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